医師紹介
DOCTOR
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私は北鎌倉が大好きで、心に静寂さを取り戻したい時はよく北鎌倉に出向きます。北鎌倉は観光地でありながら鎌倉駅周辺ほど人混みはなく、魅力的な寺院や施設が数多くあります。初心者向けに坐禅体験をさせてもらえる禅寺がたくさんあります。以前、不登校の治療の一環と称して、中学生数名を連れて北鎌倉にある建長寺で坐禅体験をしたことがありました。JR北鎌倉駅のすぐ目の前には由緒ある臨済宗円覚寺があります。なんと駅のある土地そのものは円覚寺の境内なのです。鎌倉時代から続く歴史あるお寺の中を線路が敷かれて電車が走っているのです。その円覚寺のホームページに喫茶去の解説が紹介されています。そこから喫茶去の解説を引用させていただきます。
松原泰道著『一期一会』によりますと、喫茶去の意味を「お茶を召し上がれ」として、「去は喫茶の語句を強める助詞の意味ではない」と説明されています。一方、入矢義高著『禅語辞典』によりますと、「お茶を飲んでこい」「お茶を飲みにゆけ」という意味で、「あちらの茶堂へ行って茶を飲んでから出直してこい」という叱責であると解説されています。
小川隆著『中国禅宗史』における喫茶去の解説では、まず生きる指針を強調しています。
「要は本人が、自己の自己たるゆえん、己れが己れであるという活きた事実、それをしかと我が身に自覚しているか否か、ただその一事だけである。」
その上で喫茶去について次のように解説しています。
「下がって茶をよばれ、僧堂に入ってまた一から修行するがよい。前に来たことがあろうかなかろうか、その一事に気づいておらねば、修行は常に今この場が第一歩だ」
きりんカームクリニック
院長 尾崎裕彦
2000年 | 高知医科大学(現 高知大学)医学部 卒業 慶應義塾大学医学部 小児科学教室 入局 附属大学病院および医局関連病院の小児科で初期研修 |
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2003年 | 島田療育センター 小児科(医員) 小児神経疾患と発達障害について研修 |
2005年 | 平塚共済病院 小児科(医員・医長) 心身症の漢方治療を開始し、発達外来を立ち上げる |
2017年 | 永寿総合病院 小児科(副部長・部長) |
2018年 | 心身障害児総合医療療育センター 小児精神科(医長) |
2021年 | きりんカームクリニック 開業 |