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漢方外来

CHINESE MEDICINE

漢方外来|神奈川県平塚市にある発達障害・漢方外来 - きりんカームクリニック

漢方外来

漢方外来の診療案内

漢方薬と聞くとそのイメージは多くの方にとりまして、長期間飲まないと効果が出ない、という慢性疾患に対する治療薬ではないでしょうか。漢方薬の材料となる生薬を用いた治療の歴史は約2000年にもなり、昔は主な死因である感染症に対して生薬を用いて短期勝負の治療を行っていました。中世になり人々の生活が豊かになると慢性疾患が増えたことで、生薬を長期投与するようになりました。つまり急性疾患、慢性疾患とも漢方医学の治療対象になり得ます。現代では主に補助的な治療として処方されることが多いのが現状です。
そんな中で、漢方薬が特に活用される病態には次のようなものがあります。

  • ウイルス感染症
  • 呼吸器症状
  • 消化器症状
  • 精神症状
  • 皮膚症状
  • 冷え症(代謝機能低下)
  • 月経関連症状
  • 倦怠感
  • 不定愁訴
  • 自律神経失調症
  • 慢性疼痛
  • 未病(生活習慣病の前段階)
  • 更年期障害
  • 不妊治療
  • 不育症
  • 妊婦のつわり治療や感染予防
  • がん関連治療(支持療法、緩和治療)

など幅広い病態に応用されています。

当クリニックで処方可能な漢方薬は、保険診療における医療用エキス製剤となります。生薬を調合する処方箋は扱っておりません。また当クリニックでは予約者を優先して診療いたします。
そのため予約外での受診では、お待ちいただくことをどうかご了承くださいますようお願いいたします。

来院の目安

年齢によって症状に特徴がありますので、小児期、思春期、若年成年期、中高年期、高齢期に分けてご紹介します。
小児期では0歳から処方可能です。思春期から中年頃までは性別によっても相談内容に違いがあります。中高年以降は、更年期障害やがんに関連した相談が増えてきます。

1)小児期

漢方薬は0歳(一般には新生児期の生後1ヶ月を過ぎた頃から)の赤ちゃんから飲んでも大丈夫です。次の項目がある方はご相談ください。
ただし、幼児期以降で心身症が疑われる場合は、午後の小児心療内科外来へご案内することがあります。

  • 赤ちゃんの夜泣きで困っている
  • 風邪をひきやすい(風邪が治ってから受診してください)
  • 食が細い、食べても体重が増えない
  • お腹を下しやすい、便秘しやすい
  • 健診や検査で異常がないけれど、気になる症状がある

2)思春期

小児期の項目に追加して次の項目がある方はご相談ください。
ただし、心身症が疑われる場合は、午後の小児心療内科外来へご案内することがあります。

  • 頭痛がひどくて寝込むことがある
  • 身体が冷えやすい、しもやけができる
  • 女性の生理のことで悩むことが多い
  • 女性の生理の前後で体調不良や気分の波が大きい
  • 健診や検査で異常がないけれど、気になる症状がある

3)若年成年期

男性では仕事絡みや対人面に絡むことで生じた不調が多いようです。女性では、それに加えてご自身の体質や体調に関するお悩みが多く、冷え・便秘・頭痛など長年抱えることの多い症状に対しては、多くの人が治療をあきらめています。そのような女性特有の症状に加えて、産前産後の問題や不妊症でお悩みの場合でも漢方薬がお役に立てる場合がございます。次の項目がある方はお気軽にご相談ください。

  • 身体が冷えやすい、しもやけができる、夏のクーラーがつらい
  • 女性の生理のことで悩むことが多い
  • 女性の生理の前後で体調不良や気分の波が大きい
  • 子どもの頃から身体が冷えやすい
  • 他の人に比べて体調を崩しやすい気がする
  • お腹を下しやすい
  • 便秘が長年続いて下剤が手放せない
  • 天気が悪い日は体調がすぐれない
  • 頭痛がひどくて寝込むことがある
  • 肩こりがひどい
  • 不眠症で困っている
  • 眠っている途中で目が覚めやすい
  • 長く眠っても熟睡できていない
  • イライラや落ち込みなど気分がすぐれない日が続く
  • 健診や検査で異常がないけれど、気になる症状が続いている

4)中高年期

更年期障害とがんを発症しやすい世代です。更年期障害は女性に多いですが、男性にも目立ちませんが少なからずあることが分かってきています。平成27年には厚生労働省がん対策加速化プランにおきましては、「漢方薬を用いた支持療法に関する研究を進める」と提言されました。このように、漢方治療はがん治療の支持療法や緩和治療にも応用されるようになってきました。中には漢方薬でしか対応できないこともあります。次の項目がある方はお気軽にご相談ください。

  • 最近疲れやすくなった、なんとなくだるい
  • 口内炎を繰り返している
  • 食欲が落ちて胃もたれする
  • 腰痛で悩んでいる
  • 身体が冷えやすい、夏のクーラーがつらい
  • 更年期障害で生活に支障がある
  • 寝入るまでに時間がかかる
  • 眠っている途中で目が覚めやすい
  • 長く眠っても熟睡できない
  • 健診や検査で異常がないけれど、気になる症状がある
  • 症状は特にないけれど、健診や検査で異常がある
  • がん治療中で副作用に困っている
  • がん闘病中で気力・体力が落ちた、不調が続く

5)高齢期

日本社会は世界に類を見ないほどの超高齢化社会です。超高齢でいること自体が未病やフレイルの状態とも言えます。次の項目がある方はお気軽にご相談ください。高齢者に早期の段階で漢方薬を活用することは、健康寿命を維持するという個人にとってのメリットがあるだけでなく、医療経済的には日本社会全体にとってもメリットがあります。

  • 最近疲れやすい、なんとなくだるい
  • 食欲が落ちて胃もたれする
  • 腰痛で悩んでいる
  • 身体が冷えやすい、お腹が冷える
  • 寝入るまでに時間がかかる
  • 健診や検査で異常がないけれど、気になる症状がある
  • 症状は特にないけれど、健診や検査で異常がある
  • がん治療中で副作用に困っている
  • がん闘病中で気力・体力が落ちた、不調が続く
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