診療案内
小児期(原則中学生まで)に認めた心理社会的ストレスの影響で生じた身体症状や心の問題、脳神経の発達に関連する症状(発達障害・神経発達症)について記載します。
当クリニックで可能な診療、来院される目安なども記載しています。
小児心療内科・精神科
FOR PEDIATRIC
小児期(原則中学生まで)に認めた心理社会的ストレスの影響で生じた身体症状や心の問題、脳神経の発達に関連する症状(発達障害・神経発達症)について記載します。
当クリニックで可能な診療、来院される目安なども記載しています。
このページでは、診療の主な症例とその治療法について説明します。
幼児期の子どもに対して、もし養育者にとって育児での困り感がある場合は、就学までに早期にサポートをしてもらうことで、子どもにとっても養育者にとっても学習が中心となる小学校での生活を、少しでも楽に過ごせるようになります。
その意味では、養育者が育児の困り感を抱いた時点で、育て方について自分を責める前にどうぞ受診してください。
子どもの成長発達には多様性があり、健診で気になっても後に問題がないことがあれば、健診では問題にならなくても後になって問題が目立ってくることもあります。
また特に3歳児健診では性別の違いや誕生日が早いか遅いかの違いで、同級生と比較すると成長のペースにはっきりとした差を認めることもあることでしょう。その意味では、兄弟姉妹や友達と比較して、発達が少し遅い程度ではあまり問題にならないことが多いと思います。
しかし、発達のペースが半年前や1年前と比べてゆっくりと感じる場合は、一度小児科で全身状態をチェックしてもらうことをお勧めします。1歳半と3歳で健診がありますが、健診の段階で受診を勧められる場合は中等度以上の問題と判断された場合になります。問題が軽度の場合は、少なくとも保健師さんとの定期面談を予定するようにしてください。
一方で早期に受診が望ましい場合は、発達のペースに関係なく得意なことと不得意なことのギャップが大きい場合です。
発達のペースがゆっくりの場合はなおさらですが、子どもによってはある能力が他の子よりびっくりする程に高いと同時に、別の能力では苦手さが目立っていて、不思議なほど能力にアンバランスさがあることがあります。
他にも次のようなことがありましたら、受診を早めにご検討ください。
低学年と高学年では問題となりやすい内容が異なってきます。
低学年では主に本人の発言や行動が浮いてしまうなど、集団行動に関する問題が出やすい時期です。また学習内容の習熟度に見合わないような、読み書きの困難さを認めることがあります。
高学年では複雑化する対人関係についていけないことで孤立しやすく、また心の中で深く考えることできるようになることで、周囲と自分との漠然としたギャップに気づいて疎外感を抱きやすくなります。
子どもが次のような状況がありましたら受診をご検討ください。